2022.4.30
コロナ、ウクライナと憲法。
芦屋の若手経営者が中心になって立ち上げていただいている、やまだ賢司政経塾主催で国政報告会を開催。 直近の活動報告の後、「コロナ、ウクライナと憲法」と題して、感染症まん延や外国による武力侵略に対する危機管理と憲法についての話を致しました。 実際に身の回りで起こっている状況に即して何が問題かという話をさせていただきました。 憲法をどうしても変えさせたくない一部の方々の中には、「危機に乗じて改憲を進めるな」とか「悪ノリ」とまで言う方もいるようですが、実感として多くの国民の間で危機意識は高まっていると思います。 むしろ、今まで目をそらして無かったことにしてきた不都合な事実が、目をそらしようがない現実として多くの国民が認識するようになったと言えるかもしれません。 最も大事なことは、国民の生命、身体、財産を守ること、そのためにこそ、国の主権と独立を維持することが必要です。 国の主権と独立が必要と書いたのは、年金や福祉といった社会保障、子育て支援なども国が無くなれば保障されません。自由や民主主義という価値観を持たない勢力に侵略されれば、今まで当たり前と思ってきた生命の安全、自由が奪われ、予定していた年金がもらえるかどころの話ではなくなります。 話し合い(外交)で解決することはもちろん、第一です。 しかし、現実に武力で他国を侵略し、話し合いでも止めない国が存在します。話し合いでも侵略を止めない相手の武力攻撃に対しては、実力でこれを阻止し、国民を守る能力が必要です。 国民の皆様のご理解が深まるよう努めてまいります。
2022.4.30
前日の大雨が上がり、快晴に恵まれた連休2日目の30日、久しぶりに甲子園口のグラウンドゴルフに参加しました。
忙中閑ありといった感じで頭を切り替え、地域の皆様と楽しく交流させていただきました。
2022.4.28
本年5月15日に沖縄が本土復帰50年を迎えるにあたり、4月28日の衆議院本会議にて「強い沖縄経済と平和創造の拠点としての沖縄をつくる本土復帰五十周年に関する決議案」を可決しました。
衆議院 強い沖縄経済と平和創造の拠点としての沖縄をつくる 本土復帰五十周年に関する決議
2022.4.27
領土に関する特別委員会。
東京国際大学特命教授・防衛大学校名誉教授の村井友秀先生をお招きし「ウクライナ戦争と領土問題」と題し、お話を伺いました。 村井先生は「失敗の本質」の共著者でもあり、この日も軍隊(組織)の失敗のパターンという観点から今回のロシアの失敗についての分析、戦争はどうして終わるか、といった点についてご説明いただきました。
2022.4.25
明日26日、法務委員会にて刑法改正法案に関する参考人質疑を行います。
(私の質疑は10時半から10時45分まで15分間の予定です。) 法案の内容は、①懲役・禁錮刑を廃止し拘禁刑を創設すること、②侮辱罪の法定刑引き上げです。 侮辱罪ついては、SNS上の誹謗中傷が深刻化する中、テレビ番組「テラスハウス」の出演者木村花さんがバッシングを受けて自ら命を絶たれるという事件もあり、罰則の引き上げを含めた対応が検討されてきました。 今般、侮辱罪の構成要件はそのままとしつつ、罰則をこれまでの「拘留・科料」から、「1年以下の懲役・禁錮、30万円以下の罰金、拘留・科料」と上限が引き上げられることになり、これに伴い、公訴時効もこれまでの1年から3年に延びることになります。 これまで自民党の政調、ネット上の誹謗中傷等対策小委員会にもお越しいただいてお話を伺ってきた木村花さんのお母様、木村響子さんに参考人質問をさせていただく予定です。 衆議院インターネット審議中継
2022.4.19
明日4月20日午前9時から内閣委員会にて、北朝鮮による拉致問題に対する政府の取り組みについて質問を行います。
ロシアによるウクライナ侵略に関して毎日のように報道され、多くの国民も心を痛めていることと思います。私もウクライナ国民に想いを寄せること自体は否定しません。 しかし、北朝鮮によって理不尽に拉致され、異国に連れ去られたまま未だにご家族と会えない日本人がいることはほとんど報道されません。このことこそ、毎日でも話題にされてしかるべきことです。 拉致を風化させない、という言い方がありますが、拉致は遠い過去の事件ではありません。現在進行中の深刻な人権侵害であり、国家主権の侵害事案です。 世界各国に理解と協力を求めることは確かに大事ですが、肝心なのは我が国自身が当事者として、被害者を取り戻すために主体的に行動することです。 これまでの取り組みに対する評価を踏まえ、制裁強化、効果的な広報の見直しなどまだまだやるべきことはあると考え、政府に要請してまいります。
2022.4.17
西宮市の「みんなでGo Go パラスポ体験会」に参加。
別件の用務を終えて遅れて伺ったのですが、ちょうど車椅子バスケが始まるところで、一緒に練習・競技に入れていただきました。 今回は子供と大人が分かれての試合になりましたが、子供さんは吸収が早く、車椅子の不自由さを感じさせないくらい楽しみながらどんどん上達していく感じでした。 他方、お父さん・お母さんグループは、操作に戸惑いながらも結構レベルが高く、白熱した試合になりました。
2022.4.16
知る人ぞ知る西宮の逸材。
西宮市職員で現在市長室長をされていらっしゃる谷口博章さん。 ピアニストとして海外で数々の賞も受賞されていて、東日本大震災の際には、西宮市からの最初の派遣職員として南三陸町に赴任、避難所でピアノ演奏を披露し人々を励まされたほか、その後もチャリテイーコンサートを開催されたり、CDを販売して南三陸町の支援を続けていらっしゃいます。 本日は越木岩公民館地域学習推進員会の企画講座として、「南三陸に捧げる音」と題したピアノコンサートで演奏を聴かせていただきました。 身近なところにすごい方がいらっしゃるものだと感動した次第です。
2022.4.16
鳴尾の地域交流拠点「まちcafeなごみ」さんによる「ほっともっとマルシェ」に立ち寄りました。
高齢化が進む地域にあって、武庫川女子大や関学の学生さん、今津高校の生徒さんなど若い世代がボランティア活動を通じて地域コミュニティに貢献して盛り上げてくれています。 地域住民が集う居場所づくりと世代間交流、若い人達のボランティア体験、地域活性化、被災地支援、等々、様々な観点からとても意義のある活動だと思います。
2022.4.14
4月14日、治安・テロ対策調査会。
「世界一安全安心な日本に向けて」と題し、①テロ対策、②サイバーセキュリティ、③不法入国・不法滞在者対策、④再犯防止を主な柱とする提言案を取りまとめました。 これまで、各分野の有識者をお招きしてヒアリングを重ね、参加した各議員による活発な意見交換、議論を行なってきました。 安全保障分野と重なる部分も多く、安保調査会等、他の会議でも原発テロやサイバー等、類似の課題が議論されることもありますが、本調査会では主に治安対策という観点を中心に議論し、関係省庁との連携を強化することとしております。 実は、この日の朝、当調査会にも先日お越しいただいた慶應義塾大学の手塚先生のご紹介で、米国元国家情報長官のデニス・ブレアさんが安保調査会にお越しになり、手塚先生とともに、我が国のサイバーセキュリティ能力の向上についてお話を伺いました。 同日の夕方の話ではありましたが、当調査会の提言案にも反映させた上でご議論いただきましたが、出席メンバーがかなり重複していることもあり、問題意識を共有していただき調査会提言案にご賛同いただきました。 今後、党内手続きを経た上で政府に対し提言を行う予定です。
2022.4.14
領土に関する特別委員会。
元国家安全保障局次長で現在、同志社大学で特別客員教授をお務めの兼原信克先生をお迎えして「ウクライナ情勢と北方領土、台湾」と題してお話を伺いました。 ウクライナ情勢に関しては、あまり知られていない歴史的背景や民族性などを踏まえ、たとえ話を交えながらわかりやすく解説していただきました。
2022.4.10
暑い位の快晴となった日曜日、久しぶりに地元行事が立て続けに開催されました。
朝は、芦屋さくらファンラン。コロナの影響でこの2年中止となっており、3年ぶりの開催でした。意外な方がランナーとして参加されていたり、暫くお顔をお見かけできてなかった方ともお会いすることができました。 お昼からは、「広田参道を美しくする会」の主催による「コバノミツバツツジを愛でる会」に参加。晴天の下、屋外でツツジを愛でながら、「さうんどハーモニー」の皆さんによる鍵盤ハーモニカ演奏を聴き、和やかに歓談しました。 この2年ほど、こうした親睦行事ができていなかったので、とても懐かしい感覚でしたがみなさんと楽しく過ごすことができました。
2022.4.9
海上保安庁第五管区の神戸レーダー施設(仮称)局舎建物を視察させていただきました。
平成30年9月の台風21号により、関空の連絡橋に走錨したタンカーが衝突して通行止めとなった事故をご記憶の方もおられるかと思います。この事故を受けて法改正をはじめとしたソフト面での対応が図られましたが、併せてハード面の整備も進められました。 これまでは、主に明石海峡の海上交通を管制する形で淡路島北端の大阪湾海上監視センターから海域監視を行なってきましたが、今般、神戸ポートアイランド南端に新設されたこの施設に機能を移し、大阪北港、関空と連携して大阪湾全体を見るようになります。 立派な建物ですが、3階建の局舎内は階段のみでエレベーターは無し。予算の制約とのことですが、バリヤフリーの今のご時世からも、資機材の移動や業務の効率化の観点からも、そこをケチるか?という疑問は感じました。改めて事情を確認したいと思います。 本体のレーダーはこれから設置されることになりますが、現場を見てお話を伺うことができ大変参考になりました。
2022.4.7
国会のペーパレス化。
国会の会議録や官報などは従来、紙ベースで各議員に配布されていましたが、資源と経費の節約の観点から、紙媒体に替えて今後はイントラネット等、電子媒体での閲覧を基本とすべく、7日の本会議で衆議院規則等の改正を議決しました。 (ご参考までに) 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。 議員運営委員長提出 衆議院規則の一部を改正する規則案、 衆議院憲法審査会規定の一部を改正する規定案、 衆議院情報監視審査会規定の一部を改正する規定案、及び 常任委員会合同審査会規定の一部を改正する規定案 の4案は、委員会の審査を省略してこれを上程し、その審議を進められることを望みます。 早口言葉の練習みたいですが、噛まずに読むのが大変です。
2022.4.7
4月7日、憲法審査会にて緊急事態対応について発言。
衆議院の憲法審査会がほぼ毎週開催され、緊急事態対応についてテーマを絞って集中的に審議ができるようになり、議論を積み重ねた結果、まず国会審議のオンライン化について憲法審査会として一定の方向性を示せたことは大きな意義があります。 また、選挙の繰り延べや議員任期延長の必要性についても多くの議員からも指摘があり、概ね認識が共有されつつあります。 これに加えて、残る論点として、緊急政令の必要性について考える必要があります。 緊急政令というと、よく私権制限(私的権利の制限)ととられがちですが、それは本質ではありません。 国民の権利を制限し義務を課すのは法律であり、憲法はむしろ、その法律を制定する国会や、法律を運用する内閣など、国家の統治機構に権限を付与したり制限するものであり、そして立法や行政が憲法に違反していないか司法が判断するよりどころとなるもの、それが憲法だと考えます。 実際に、災害対策基本法や新型インフルエンザ特措法、国民保護法など様々な法律に私権制限に関する規定が設けられています。 立入禁止や退去命令、土地や物資の収用、工作物や障害物の除去、従事命令や協力命令、物価統制や金銭債務の支払猶予、等々、個人の行動や財産権の制約が既に法律で定められています。 緊急政令を定めておく意義は、緊急かつ迅速に法令を制定する、あるいは追加予算を成立させる必要が生じた際に、国会を召集して会議を開き議決をする暇(いとま)がない場合に、立法機能をどう補完するかにあります。 平時においてできることが、大災害や感染症まん延、武力攻撃を受けるなど有事において通常の手続きがとれない場合があります。 緊急事態だから何をやっても良い、ということではなく、例えば内閣に立法機能の権限の一部を付与することを認めるとして、どのような事態において、どこまでの範囲の権限をどういう手続きで認めるのか、そして、立法府として事前・事後にどうチェックするかを予め定めておくことが危機管理として重要です。 法律で定めることは法律で定め、憲法で整理しなければできないことがあれば、その部分について手当てしておく必要があります。 こうした点について更に議論を深めていきたいと存じます。 発言の様子を動画にアップしました。
2022.4.6
経済安全保障対策本部事務局長として党内の調整に努めてきた経済安全保障推進法案が本日の衆議院内閣委員会で可決されました。
野党からも様々な指摘等がありましたが、概ね建設的な議論が行われ、最終的に自民、公明に加え立憲、維新、国民など野党にも賛同いただきました。 明日の本会議の議決を経て参議院に送られることになります。
2022.4.3
朝から広田参道の清掃奉仕に参加した後、芦屋神社の春の大祭に参列しました。
お昼には事務所のある産所町の花見大会が久しぶりに開催予定でしたが、あいにく雨が降り出し中止に。 午後から潮芦屋のふれあい祭りに参加。多くの方からお声をかけていただき、屋台のハシゴでお腹が一杯になる感覚はとても久しぶりで、懐かしい感覚でした。
2022.4.1
ロシア軍によるウクライナ侵略について連日報道され、ウクライナの状況は明日の日本とも言われるようになり、国民の間にも安全保障に対する認識が広がりつつありますが、それでも私達はまだまだ危機に鈍感なのかも知れません。
3月24日午後、北朝鮮が再び弾道ミサイルを発射し、我が国の排他的経済水域(EEZ)内に落下させました。これを受けて同日夕刻、自民党では急遽、北朝鮮核実験・ミサイル問題対策本部が開かれました。 役所から「これまでの一連の発射とは次元の異なる深刻な脅威」といった表現がされましたが、私は「何を今更?」という認識です。今までから我が国に対する深刻な脅威はずっと続いています。 国連安保理で何度も非難決議し経済制裁をしようと北朝鮮はミサイル実験を繰り返しています。そして日を追うごとに性能を向上させています。 北朝鮮のミサイルが我が国のEEZ内に落下したのは今回が初めてではありません。2017年7月には北海道奥尻島沖150kmの EEZ内に落下した他、何度も我が国のEEZ内に撃ち込んでいます。 ここは日本の“排他的”経済水域です。日本の漁師さんが自由に操業している水域に通告なくミサイルを落としています。 ロシアも2月上旬の段階では「演習」と称してウクライナ周辺に大規模な部隊を集めて行動を起こしました。北朝鮮が「実験」と称して発射を続けている弾道ミサイルが、我が国の領土に落とされることはないという保証はありません。 あまりに頻繁に行われているため、発射した時しか報道もされず、国民の認識も「またか」と麻痺してしまっているように思えます。 今回のミサイルが今までと「次元が異なる」とすれば、高度が6000kmを超えることから、米国ワシントンDCに届くようになった可能性があるということで、米国にとって「次元が異なる」脅威になったかも知れませんが、我が国は元から脅威に晒されています。 強いて言えば、米国東海岸まで届くICBMに核弾頭を搭載できるようになれば、米国の核抑止がどこまで機能するか、という意味で我が国の脅威も次元が上ったと考えられます。 国連安保理決議に基づく制裁、我が国独自の制裁も効いているとはいえ、北朝鮮の軍事的野心を思い止まらせるには至っていません。まだまだ採り得る方策があるはずですが、「総合的判断」の下、カードを残しているように思えます。 「またか」と感覚が麻痺したまま、ある時突然「まさか」と被害が現実のものとならないよう、あらゆる手を尽くしていく必要があります。 |