2023.12.31
まもなく令和5年、2023年が終わりを迎えます。
今年一年、大変お世話になりありがとうございました。
皆様にとって今年はどんな一年であったでしょうか。 令和6年が皆様にとって素晴らしい年となりますことをお祈り申し上げます。 私自身は、外務副大臣として、G20外相会合、国連安保理をはじめとする国際会議への出席、トルコ大地震の被災地激励、モザンビーク、モーリシャスへの官民合同経済ミッション他、アフリカ諸国への訪問、イスラエル、パレスチナへの訪問、G7広島サミットでの米国バイデン大統領ら各国首脳の出迎えを含め、来日された各国要人との会談、在京大使館で開催された各種記念行事への出席など、得難い経験をさせていただきとても充実した年となりました。 その反面、地元行事への出席が叶わず、皆様にもお会いできなかったことは残念でしたが、来年はできる限り皆様とお会いできるよう努めてまいりたいと存じます。 また9月以降は党の政務調査会の文部科学部会長を拝命し、教育、科学技術、文化芸術、スポーツ分野の政策取りまとめを担当させていただいております。これまでの外交安全保障分野とは趣が異なりますが、こちらも大変重要な政策分野であり、しっかりと取り組んで参る所存です。 では、皆様、良いお年をお迎えください。
2023.12.29
クリエイター・アーティスト育成支援PT。
文化芸術の担い手支援を進めていくため、党の文化立国調査会の下に、私が座長となって「クリエイター・アーティスト育成支援PT(プロジェクトチーム)」を立ち上げました。
漫画家出身の赤松健参議院議員に事務局長に就任していただき、マンガ、アニメ、ゲーム、映画、音楽、現代アート、伝統芸能等、様々な関係者からのヒアリングを進めていく予定です。 第1弾として12月20日、(公財)日本漫画家協会様、アニメ制作の(株)MAPPA様にお越しいただき、お話を伺った上で意見交換を行いました。 マンガ・アニメは日本が国際的に優位性を有する勝ち筋でもありますが、末端のクリエイターへの利益配分の確保や権利関係の整理、業界構造などを含め様々な課題もあります。 現場の声を伺いながら、日本の成長を牽引する分野となるよう、政策を立案してまいります。
2023.12.29
文化芸術の担い手支援を進めていく上で、当事者のお声を伺っています。
12月11日、党の文化立国調査会に公益財団法人日本オーケストラ連盟の皆様にお越しいただき、お話を伺いました。 日本のオーケストラは世界的にも演奏水準が高く、人々の心の豊かさの醸成という本来の目的に加え、世界共通語ともいえるオーケストラ音楽の国際発信は、我が国のプレゼンス向上につながります。 また、学校や地方での公演等を通じて、子供達の感性の向上、地方創生にも貢献しています。 他方で、財政状況は厳しく、活動維持に困難をきたしているところもある状況です。 この点、公益財団法人という性格上、収益を上げてはいけない体質になっていることも課題の一つと感じました。 優れた日本の音楽を通じた、芸術性・創造性の向上、国際発信、人材育成などを実現していくよう政策を進めてまいります。
2023.12.29
文化芸術を成長の原動力に。
文化芸術は、不要不急のぜいたく品ではなく、人が人として生きていくために不可欠なものであり、国家的に見てもその国のアイデンティティに繋がるものでもあります。 日本文化の魅力について、海外でとても評価されているのに、日本人自身が気づいていない場合があります。 マンガ・アニメなどを通じて日本や日本人に親しみを感じてくれたり、日本語を学ぼうとする外国の方も少なくありません。 伝統芸能はもちろん、マンガやアニメ、音楽、現代アートなど世界に誇る日本の文化芸術について、「失ってはならないから保存継承していく」という消極的な観点だけではなく、むしろ積極的に投資・育成していくことで我が国の成長の原動力となる分野と考えます。 文化芸術の担い手の育成に関し、将来の予見性を持って複数年度にわたる支援を可能とするため、今般の補正予算にて基金を設けてクリエイター・アーティストの支援を図っていくこととしました。 自民党においても文部科学部会と文化立国調査会で連携して、強く後押しをした経緯もあり、引き続きフォローアップして、我が国の成長に繋げてまいります。 文化芸術を成長の原動力に(2023年11月8日文部科学委員会)やまだ賢司の国会質疑
2023.12.27
児童生徒の命を守るために。
(いじめ問題の投稿が続きます) 札幌市の中学生がいじめで追い込まれて自らの命を絶った件に関し、(事件の概要と札幌市の調査検討員会の報告書(公表資料)について説明を受けました。 被害児童は、令和元年度、小学校在学中から暴力行為を含むいじめ(犯罪行為)を受けており、いじめを担任に訴えていたにもかかわらず、担任が取り合わず、組織での共有もなされませんでした。 令和3年4月に被害生徒と複数の加害生徒が同じ中学校に入学。小学校でのいじめ事案について中学校への引継ぎは行われず、引き続きいじめ行為を受けましたが、一部の教師が対応したものの、組織での共有はなされませんでした。 令和3年10月被害生徒が遺書を残し命を絶ち、これを受けて市教委は「重大事態」ととらえ調査委員会を立ち上げ調査を開始。令和5年2月に報告書とりまとめ、10月に市長に報告。 以上が事案の概要ですが、小学校で被害を受け訴えたのに取り合ってもらえず、中学校でも組織として対応せず、尊い命が奪われた後に「重大事態」として認定し調査、報告、「二度とこのような事態を起こさぬよう、云々」と。 いじめ防止対策推進法が制定され、学校や教職員の責務、必要な措置をとることが定められていますが、全く無視されています。 ただし、これが札幌市の特定の学校の特定の教師に限ったことではないということが、より深刻です。 これ以上学校での犯罪により幼い命が奪われることのないように、根本的な対策の見直しを文部科学省、警察庁を交えて打合せをしていたところ、今度は摂津市で教師がいじめを煽り自らも加担していたというニュースがありました。 曰く、「生徒と一緒に加わって遊ぼうとの思いで、被害生徒を蹴った」と。これはいつも加害者が使うセリフです。 一部の極端な例なのか、実際の学校現場にはまだまだこうした意識が存在するのでしょうか? 公立の小中学校は基本的に地方自治体、教育委員会の管轄ですが、文科省に対して、地方自治体、各教育委員会に法律や通知の周知徹底を繰り返すだけでなく、学校現場の根本的な認識を変えて犯罪行為を容認しない学校にするための具体的方策を考え、年明けに協議するよう要請しました。
2023.12.25
不登校の原因は本人の無気力??
令和4年度の文科省の調査によれば、不登校児童生徒数が約30万人。 その不登校の要因については、51%の15万人が、「本人に係る状況」として「無気力・不安」によるものとされており、「学校に係る状況」の「いじめ」は、わずか0.2%の674人のみ。 (参考)令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果概要(P23) ここでも、「いじめ」は無かったことにされていないか? もちろん、いじめが全ての原因だというつもりはないが、子供が不登校となるきっかけの主なものの一つではないか? この調査を見ていると、なるべく「いじめ」の存在を認めず、あくまで本人の問題に矮小化しようとしているように見える。 何故、「無気力・不安」になったのか?その原因を分析し、それに応じた対策を講じなければ問題解決につながらない。本人の無気力と突き放すのではなく、児童生徒の心情を正しく把握するように努め、根本原因を除去することが必要です。 次回以降、この内訳を更に分析するよう要請しました。 (参考)不登校・いじめ対策緊急パッケージ 不登校の原因は本人の無気力??(2023年11月8日文部科学委員会)やまだ賢司の国会質疑
2023.12.25
「いじめ」は犯罪。警察に通報を。
いじめの認知件数68万件。そのうち重大事態としての対応は923件。 しかし、暴行や窃盗、器物損壊、強要、名誉毀損など犯罪に該当し得る行為が17万件以上行われているのに、実際の学校現場では警察への通報はわずか2千件。 公務員には犯罪の告発義務があり(刑訴法239条2項)、文部科学省からは各自治体、教育委員会に対して「犯罪に該当する行為が行われた場合は警察に通報・相談し」連携するよう通知も出しているが、学校現場では徹底されないどころか無視されている。 学校は犯罪の聖域ではない。被害児童生徒の命を守ることを最優先に行動するべき。 痛ましい事件が起こる度に校長や教育委員会が「気づいてあげられなかった」と謝罪会見を行っているが、いつまで同じことを繰り返すのか。 教師の手に負えない、学校の手に負えないから「無かったことにする」のではなく、被害者・犠牲者を出さないためにも文科省通知を徹底していただきたい。 「いじめ」は犯罪。警察に通報を(2023年11月8日文部科学委員会)やまだ賢司の国会質疑
2023.12.4
本日は、朝一番、廣田神社の参道清掃奉仕に始まり、午前中は餅つき4ヶ所と防災訓練1ヶ所を周りました。
餅を含んだ水がかなり飛ぶので、はじめからスーツではなくウインドブレーカーに着替えて参加しました。 午後からは、上甲子園地区のふれあいクリスマスコンサートに参加。上甲子園中学校の吹奏楽部はマーチング部門で全国金賞をとる実力で、迫力ある演奏を見せてくれました。 夕方、甲子園球場前広場で開催された「こうしえんまちなかフェス Green Sound Stadium」に参加しました。ちょうど知り合いの方達の演奏に間に合いましたが、会場は満席で大変盛り上がりました。
2023.12.2
文化立国調査会・文部科学部会の合同により文化講座を党本部にて開催。
文楽、豊竹呂勢大夫様、竹澤宗助様による義太夫節の実演を鑑賞しました。 日本の文化芸術について、日本人自身が気付いていないことが多いという問題意識を持っておりますが、実際に観て感じる機会をできるだけ設け、広めていきたいと思います。 演目の実演の前に簡単なご説明をいただきましたが、物語の内容自体が理解できなくても、話し方や表情などを観て気楽に楽しんで構わないと仰っていただき、鑑賞のハードルが下がりました。 また、伝統文化の演者の後継者を育てる支援策はあるものの、必要な道具を作る職人の仕事が減少しており、技術の維持継承確保についての課題もご指摘いただきました。
2023.12.1
「経済的威圧等の経済安全保障上の重要政策に関する提言」を経済安全保障推進本部で取りまとめ、総理をはじめ関係大臣に申し入れを行っています。
私自身も同本部の事務局長代理を仰せつかっているものの、文部科学部会長も兼務しているため、なかなか同席できなかったのですが、今回、上川外務大臣への申し入れに同行しました。久々に古巣を訪問しましたが、とても新鮮な感覚でした。 |